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スペイン語名詞の単数形と複数形を覚えよう!

Hola!(こんにちは)

 

今回は、スペイン語名詞の単数形と複数形についてご紹介いたします。

スペイン語の名詞にも英語等と同じく、単数形と複数形が存在します。そんなに複雑なルールではありませんので、学んで、少しずつ慣れていきましょう。

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■基本的なルール:

*スペイン語は名詞の前に男性または女性の定冠詞がつくことが多いので、今回は、それぞれの名詞に定冠詞を付けた状態で解説をしています。定冠詞については、以下の記事をご参考ください。

namakemono618.hatenablog.com

①単数形が母音(a/e/i/o/u)で終わる場合は、語尾に-sを付ける:

(例1)La vaca ラ バカ(牛)=Las vacas ラス バカス

(例2)El teléfono エル テレフォノ(電話)=Los teléfonos ロス テレフォノス

(例3)El café エル カフェ(コーヒー)=Los cafés ロス カフェス

(例4)La puerta ラ プエルタ(ドア)=Las puertas ラス プエルタス

(例5)La taza ラ タサ(マグカップ)=Las tazas ラス タサス

(例6)El plato エル プラト(皿)=Los platos ロス プラトス

 

②単数形が子音で終わる場合は、語尾に-esを付ける:

(例1)La pared ラ パレ(壁)=Las paredes ラス パレデス

(例2)La ciudad ラ シウダ(町)=Las ciudades ラス シウダデス

(例3)El rey エル レイ(王様)=Los reyes ロス レジェス

(例4)La edad ラ エダ(年齢)=Las edades ラス エダデス

(例5)La enfermedad ラ エンフェルメダ(病気)=Las enfermedades ラス エンフェルメダデス

(例6)La función ラ フンシオン(機能)=Las funciones ラス フンシオネス

 

*ただし、名詞によっては複数形にする際、アクセント記号が付いたり、逆になくなる場合があります。

(例1)El examen エル エグザメン(試験)=Los exámenes  ロス エグザメネス

(例2)El avión エル アビオン(飛行機)=Los aviones ロス アビオネス

 

③単数形が-zで終わる場合は、語尾が-cesとなる:

(例1)La pez ラ ペス(魚)=Las peces ラス ペセス

(例2)El arroz エル アロス(米)=Los arroces ロス アロセス

(例3)La actriz ラ アクトリス(女優)=Las actrices ラス アクトリセス

(例4)La vez ラ ベス(~回)=Las veces ラス ベセス

(例5)La codorniz ラ コドルニス(ウズラ)=Las codornices ラス コドルニセス

 

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■例外的な名詞も存在:

①単数形のみで使われる名詞:

基本的に、不可算名詞(物質や概念等の数えることの出来ない名詞)は複数形とはなりません。

(例1)El agua エル アグア(水)

(例2)La sangre ラ サングレ(血)

(例3)El cielo エル シエロ(空)

(例4)El aire エル アイレ(空気)

(例5)El hambre エル アンブレ(空腹)

(例6)El frio エル フリオ(寒さ)

(例7)El calor エル カロール(暑さ)

 

②複数形のみで使われる名詞:

名詞の中には、複数形でのみ使われる名詞が存在します。

(例1)Los pantalones ロス パンタロネス(ズボン)

(例2)Las tijeras ラス ティヘラス(ハサミ)

 

上記の名詞をイメージしてもらえると分かりやすいかもしれませんが、これらの2つの物は「2つで一対」となっているものなので、常に複数形で表されます。日本語ではない考え方ですが、スペイン語ではこのような考え方が用いられます。

 

ただし、ペアーになっているものの片方だけを表したい場合は例外的に単数形が使われますので、ご注意ください。

(例1)Los brazos ロス ブラソス(両腕)=El brazo エル ブラソ(片腕)

(例2)Las piernas ラス ピエルナス(両足)=La pierna ラ ピエルナ(片足)

(例3)Los calcetines ロス カルセティネス(靴下)=El calcetin エル カルセティン(どちらか片方だけの靴下)

(例4)Los zapatos ロス サパトス(靴)=El zapato エル サパト(どちらか片方だけの靴)

 

*(例1)と(例2)に関しては、通常、どちらの腕や足であるかを分かりやすくするための形容詞であり「右の」を意味する「Derecho(a) デレチョ(チャ)」や「左の」を意味する「izquierdo(a) イスキエルド(ダ)」が付けられます。

 

③単数形と複数形で意味が異なる名詞:

スペイン語の名詞でも、男性形と女性形とでそれぞれ異なる意味を持つ名詞が存在することをご紹介しましたが、同じように、単数形と複数形とで意味の異なる名詞もあります。

(例1)El bien エル ビエン(善、利益)=Los bienes ロス ビエネス(財産)

(例2)La letra ラ レトラ(文字)=Las letras ラス レトラス(文学)

(例3)El amor エル アモール(愛)=Los amores ロス アモーレス(情事、交際)

 

④男女混合の場合は男性形複数となる:

男女混合のグループを表す場合、男性が一人でも入っていたら、男性形の複数となります。

(例1)5名の日本人グループのうち、4名が女性で1名だけが男性であった場合:

=Los japoneses ロス ハポネセス(女性が多いからと言って、女性形複数のLas japonesasとはなりません)

 

(例2)友人のうち、男性が一人でも含まれていた場合:

=Los amigos ロス アミーゴス

 

以下の複数形の名詞も実際は、男性だけのグループではなく、男女混合のグループを指している場合が多いということも覚えておきましょう。

 

(例1)Los padres ロス パードレス(El padre エル パードレ=父親+La madre ラ マードレ=母親の両方が含まれています)

 

(例2)Los hermanos ロス エルマノス(El hermano エル エルマノ=兄、弟+La hermana ラ エルマナ=姉、妹の両方が含まれているケースがあります)

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いかがでしたか?

 

そんなに難しいルールではなかったのではないでしょうか?

私の住んでいるコスタリカをはじめ、中南米を含むスペイン語圏の人々も意外といい加減で、会話の中で、しっかりとSの部分を発音しなかったり、文章でSを書き忘れるなんてこともよくあります(笑)余り難しく考えすぎずに、間違いを恐れず、少しずつ学んでいきましょう。

 

今回も記事を最後までお読みいただきありがとうございました!

それでは、Hasta luego!(またね)