「Ser」と「Estar」について覚えよう!
Hola!(こんにちは)
今回は、スペイン語において、英語のbe動詞に相当する「Ser」と「Estar」という2つの動詞について解説をしていきます。
スペイン語を学ぶうえで、とても大切で、必要不可欠な部分ですので、しっかりと覚えましょう。
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■「Ser」と「Estar」について:
「Ser セール」と「Estar エスタール」は英語のbe動詞に相当する言葉です。例えば「私は~です。」という文章を作るときに、「主語」と「~」(この部分を主格補語と言います)の2つの部分をつなぎ合わせる役割を持ちます。
「~」の部分には、名詞が入ることもあれば、形容詞が入ることもあります。形容詞を使う場合は、主語と性別や数を一致させる必要がありますので、ご注意ください。
スペイン語の形容詞に関しては、以下の記事で解説をしていますので、ご覧ください。
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■「Ser」の使い方について:
では、まず、「Ser」の使い方から学んでいきましょう。
「Ser」と「Estar」でそれぞれ、別々の使い方があり、「Ser」の場合は、ざっくりと言ってしまうと「性質的なものや変化しない状態を表す場合に使われる」とされています。
具体的な例と共に、「Ser」の使い方を解説していきます。
①起源や出身、国籍を表す時に使われる:
「ser」のあとに「de+地名」や「国名」、あるいは、直接、それらの形容詞形を置くことで、主語の出自を表すことができます。
(例1)Soy japonés. ソイ ハポネス
=私は日本人です。
(例2)Estos bananos son de Costa Rica. エストス バナノス ソン デ コスタリカ
=これらのバナナはコスタリカ産です。
(例3)Ella es de Cartago. エジャ エス デ カルタゴ
=彼女はカルタゴの出身です。
*カルタゴはコスタリカの旧首都の名前です。
②所有を表す際に使われる:
①と同じく、「de+人名」で主語の所有を表すことができます。
(例1)Este carro es de William. エステ カロ エス デ ウィリアム
=この車はウィリアムのものです。
(例2)Esta mochila es de mi hermano. エスタ モチラ エス デ ミ エルマノ
=このリュックは私の兄弟のものです。
* Mi hermano mayor ミ エルマノ マジョール(私の兄)
Mi hermano menor ミ エルマノ メノール(私の弟)
③素材を表す時に使われる:
この場合も、「de+素材」で主語の素材を表すことができます。
(例1)Este edificio es de hierro. エステ エディフィシオ エス デ イエロ
=この建物は鉄で出来ています。
(例2)Esta almohada es de algodón. エスタ アルモアダ エス デ アルゴドン
=この枕は綿で出来ています。
④容姿や性格等を表す際に使われる:
形容詞を使用することで主語の属性を表すことができます。
(例1)Ella es optimista. エジャ エス オプティミスタ
=彼女はとても楽観的(楽天家)です。
*Pesimista ペシミスタ(悲観的)
(例2)Soy alto ソイ アルト(男性の場合)
=私は背が高いです。
*女性の場合は、「Soy alta ソイ アルタ」となります。
⑤職業や身分を表す際に使われる:
職業や身分を表す単語と一緒に使用することができます。
(例1)Soy médico. ソイ メディコ
=私は医者です。
*女性の場合は、「Soy médica ソイ メディカ」となります。
(例2)Ella es turista. エジャ エス トゥリスタ
=彼女は観光客です。
*この場合は、男性でも「Turista」であり、変化はしません。
上記の例を見ていただくと分かるように、国籍や性格、職業等、そう簡単には変わらないものを表す際には、「Ser」が使われるということを覚えておいてください。
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■「Estar」の使い方について:
次に、「Estar」の使い方について学習していきましょう。
①人や物の位置を表す時に使われる:
en+場所や場所を表す副詞と一緒に用いて、主語である人や物の位置を表します。
(例1)Ellos están aquí. エジョス エスタン アキ
=彼らはここにいます。
(例2)El carro está en el garaje. エル カロ エスタ エン エル ガラヘ
=(その)車はガレージにあります。
②(一時的な)状態や様子を表す際に使われる:
形容詞や副詞と一緒に使用することで状態や様子を表します。
(例1)Estoy bien. エストイ ビエン
=私は元気です。
(例2)Mi mamá está enferma. ミ ママ エスタ エンフェルマ
=私のお母さんは病気です。
上記の例の他、前置詞の「de」と一緒に用いて表現することも出来ます。
(例1)Mi hermano está de buen humor hoy
ミ エルマノ エスタ デ ブエン ウモール オイ
=私の兄弟は、今日は機嫌が良いです。
*Mal humor マル ウモール(機嫌が悪い)
(例2)Yo estaré de vacaciones durante el verano.
ジョ エスタレ デ バカシオネス ドゥランテ エル ベラノ
=夏の間、私は休暇を取ります。
*Durante ドゥランテ(~の間)
上記の例を見ていただくと分かるように、「Estar」の場合は、物の位置や人の機嫌、体調等、一時的で、変化しやすいことを表す際に使われる言葉であるということを覚えてください。
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いかがでしたか?
英語のbe動詞と同じように、スペイン語の「Ser」と「Estar」動詞は、スペイン語で文を構成するにあたり、とても大切な部分となります。
不規則動詞でもあるために、覚えるのは少々苦労するかもしれませんが、何事も慣れです。何度も復習を繰り返しながら、少しずつ覚えていきましょう!
今回も記事を最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは、Hasta luego!(またね)
スペイン語の形容詞を覚えよう!
Hola!(こんにちは)
今回は、
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■形容詞について:
形容詞とは、名詞を修飾する(より詳細に説明、限定する)ための言葉です。
スペイン語の形容詞では、英語とは異なり、修飾する名詞の性別(男性または女性)と数(単数か複数)を一致させます。ですので、名詞の性別を覚えることもスペイン語では大切です。
スペイン語の名詞や名詞に付けられる冠詞については、以下の記事でご紹介していますので、ご覧ください。
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■形容詞の形について:
では、次に、スペイン語の形容詞について、より詳しく説明をしていきます。
全ての形容詞は、男性単数形が基準の形とされており、辞書に掲載されている形容詞の単語は、男性単数形の綴りであるということを覚えておきましょう。
語尾が-oのものと-o以外で終わるものと2種類に分けられ、多少の例外はあるものの、基本的に以下のように変化します。表ではBonito ボニート(綺麗)とDifícil ディフィシル(難しい)という2つの形容詞の変化について見てみましょう。
■語尾が-o:
★Bonito:
男性形単数:Bonito ボニート
男性形複数:Bonitos ボニートス
女性形単数:Bonita ボニータ
女性形複数:Bonitas ボニータス
★Difícil:
男性形単数:Difícil
男性形複数:Difíciles
女性形単数:Difícil
女性形複数:Difíciles
では、次に、形容詞の性と数の変化、そして、語尾が脱落する場合のルールについて解説をしていきます。
①性の変化:
性の変化については、以下の3パターンがあります。
1)-oが-aに変化する:
男性単数形が-oで終わるものは、-aに変換することで女性単数形に変化させることができます。
(例1)Argentino アルヘンティーノ(アルゼンチンの)→Argentina アルヘンティーナ
(例2)Gracioso グラシオソ(面白い、愉快)→Graciosa グラシオサ
2)変化しない:
男性単数形が-o以外で終わるものは、次の(c)の場合を除き、形が変化することはありません。男性単数形も女性単数形も同じ形となります。
(例1)Tradicional トラディシオナル(伝統的な)
(例2)Triste トリステ(悲しい)
3)-aを付けくわえる:
男性単数形が-orで終わるものや男性単数形が-oとならない地名、国名を表す形容詞の多くが、語尾に-aを付け加えることで女性単数形に変化します。
-aを付け加えることで音節の数が変化し、アクセント記号が不要になるケースもありますので、ご注意ください。
(例1)Acogedor アコヘドール(居心地の良い) → acogedora アコヘドーラ
(例2)Japonés ハポネス(日本の) → japonesa ハポネサ
②数の変化:
数の変化(単数、複数)は、基本的に以下の2パターンが存在します。この変化の考え方は、名詞の数の変化のさせ方と同じです。
1)-sを付け加える:
単数形が母音字で終わるものは-sを付け加えると複数形になります。
(例1)Cusqueño クスケーニョ(クスコの人)→ Cusqueño クスケーニャ
(例2)Amable アマブレ(親切な) → amables アマブレス
2)-esを付け加える:
単数形が母音字以外で終わるものは-esを付け加えると複数形になります。
(例1)Fundamental フンダメンタル(根本的な)→ Fundamentales フンダメンタレス
(例2)Azul アスル(青い) → azules アスレス
③語尾が脱落する:
いくつかの形容詞は、男性単数形の名詞の前に置かれることで、-oが脱落します。
(例1)Bueno ブエノ(良い)→Buen ブエン
=Buen tiempo ブエン ティエンポ(いい天気)
(例2)Malo マロ(悪い)→ Mal マル
=Mal tiempo マル ティエンポ(悪い天気)
※その他の例として「Grande グランデ(大きい)」という形容詞については、名詞の前につく場合は男性、女性にかかわらず-deが脱落して「gran」という形になります。
(例)Gran hombre グラン オンブレ(偉大な人)
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■形容詞の用法について:
用法は、主に以下の2パターンがあります。
①名詞を修飾するパターン
(例)Un perro negro ウン ペロ ネグロ(黒い犬)
②SerやEstar等の動詞の後に置き、「主語は~である」という文を作るパターン
(例)Estos panes son suaves エストス パネス ソン スアベス
(これらのパンは柔らかい)
注意すべき点としては、スペイン語の形容詞は修飾する名詞の後に置かれるということです。ただ、名詞を前に置くことにより、意味が変わるケースもあります。名詞の前後により、意味が変わる形容詞の場合は、辞書にも「+名詞」(名詞の前に置く場合)や「名詞+」(名詞の後ろに置く場合)というふうにわけて意味を記載していることが多いです。
(例1)Pobre ポブレ
・Pobre hombre ポブレ オンブレ(可哀そうな男性)
・Hombre pobre オンブレ ポブレ(貧しい男性)
(例2)Viejo ビエホ
・Viejo amigo ビエホ アミーゴ(旧友)
・Amigo viejo アミーゴ ビエホ(年配の友人)
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いかがでしたか?
英語とは異なり、名詞の性別と一致させなければならないことや、名詞の後ろに形容詞を置くことなどは、慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、少しずつ覚えていきましょう。
形容詞を覚えることで、会話の幅も増えて、会話もより楽しくなると思います。名詞を覚える際は、その名詞の性別もセットで覚えるように意識しましょう。
今回も記事を最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは、Hasta luego!(またね)
スペイン語のアクセントを覚えよう!
Hola!(こんにちは)
今回は、スペイン語のアクセントについて解説いたします。
日本語や英語には無い部分ですので、最初は慣れないと感じることもあるかと思いますが、一語一語のアクセントの位置を正確に覚えることにより、より正しいスペイン語を話し、書けることが出来るようになりますので、苦手意識を持たずに、勉強しましょう。
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■アクセントについて:
アクセントとは、「強勢」とも呼ばれます。要は、「単語の中で最も強く発音される部分」のことを指します。「強く発音する」と聞くと至極簡単なことのように聞こえますが、実際どうすれば強く発音していることになるのでしょうか?
文章だけで説明するのは、なかなか難しいのですが、イメージとしては、アクセントのある部分を強く、そして、少しだけのばして発音する感じです。
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■音節について:
前章で解説した通り、アクセントとは、「単語の中で最も強く発音される部分」です。
一つの言葉をどのように区分けするのかを知るのに重要なのが、音節です。
音節は、「母音単独の音節」と「母音と子音が組み合わさった音節」の2つに分けられます。
★音節とは?:
・1つの発音のユニット(単位)
・一息に発音するかたまり
・1つの母音を核とする単位(母音単独の音節・母音と子音が組み合わさった音節の2つに分けられる)
単語は、一つあるいは複数の音節に分けることが出来ます。つまり、単語というのは以下のような形で構成されていると言うことも出来るわけです。
複数の音節から構成される単語
=アクセントのある部分(音節)+アクセントのない部分(音節)
文章で詳細までお伝えするのは難しいので、本当に基本的な解説のみとなってしまいますが、ご了承ください。
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■多重母音について:
アクセントのルールを解説する前に重要となる、多重母音という考え方を先に説明しておきます。
多重母音は名称の通り、複数の母音が重なった(連続した)ものを指します。多重母音は、以下の2つに分かれ、文字としては2文字、3文字ですが、発音上は一つの母音として扱われますのでご注意ください。
①二重母音(二つの母音の連続): ai, au, ei, eu, oi, ou, ia, ie, io, iu, ua, ue, ui, uo
②三重母音(三つの母音の連続): iai, iei, uai, uei
ただし、下に挙げる組み合わせ以外の母音の連続は、二重母音ではなく、別々の二つの母音として扱われるので覚えておきましょう。
(例)ae(aとeという二つの母音), ao(aとoという二つの母音)など
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■アクセントのルールについて:
では、次に、スペイン語のアクセントに関するルールについて解説をしていきます。
全部で3つのルールをご紹介しますが、3つ目のルールは例外的なルールですので、実質は2つのルールを覚えるだけです。
そして、大前提として、全ての単語は、単語の最後か、単語の最後から2番目、もしくは、単語の最後から3番目のいずれかの音節(母音)にアクセントが付くということを頭に入れましょう。
①母音、あるいは-sか-nで終わる単語は、最後から2番目の音節(母音)にアクセントが付く:
(例1)Aguacate アグアカテ(アボカド)
(例2)Honduras オンドゥラス(ホンジュラス)
(例3)Paseo パセオ(散歩)
*-eoは二重母音ではないので、別々の母音としてみなします。
②-s、-n以外の子音で終わる単語は、最後の音節(母音)にアクセントが付く:
(例1)Tamala タマル(とうもろこしの粉をベースに作られた中南米の伝統的な料理)
(例2)Arroz アロス(米)
③アクセント記号(´)の付いた単語は、アクセント記号の付いた母音にアクセント:
このルールは上記の2つのルールに当てはまらない単語に適用されるルールです。
アクセント記号の付いた母音を強く、少し伸ばすような感じで発音をしてください。
最後から3番目の音節(母音)にアクセントがある単語には必ずアクセント記号がつけられます。
(例1)Águila アギラ(鷲)
(例2)Bogotá ボゴタ(コロンビアの首都)
*aで終わる単語なので、ルール①に従えば、最後から2番目の母音にアクセントが付くはずですが、例外の一つとなります。
(例3)Fútbol フトボル(サッカー)
*lで終わる単語なので、ルール②に従えば、最後の母音にアクセントですが、例外。
上記のように、どの言語でも同じように、スペイン語でも例外というものが存在します。その場合は、余り深く考えすぎず、音読等を繰り返し、暗記をしましょう。
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いかがでしたか?
アクセントは正しいスペイン語を話したり、書いたりするうえでとても大切な部分ですので、しっかりと覚えましょう。
オススメの勉強方法としては、音読です。一つ一つの単語をアクセントを位置しながら発音することにより、正確な発音を覚えることが出来る他、筆記の際にアクセントの位置も覚えることが出来るので一石二鳥です。
今回も記事を最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは、Hasta luego!(またね)
スペイン語の動詞の活用を覚えよう③(規則動詞 -ar 現在形)
Hola!(こんにちは)
今回は、スペイン語の動詞の活用を覚えよう第3弾ということで、最後の規則動詞である「-ar動詞」について解説をしていきます。
その他の規則動詞である「-ir動詞」と「-er動詞」については、下記の記事で解説をしておりますので、是非、ご覧ください。
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■-ar動詞の現在形の活用:
スペイン語の動詞は3種類あり、それぞれ「-ir動詞」「-er動詞」「-ar動詞」に分類され、どの形で動詞が終わるかにより、タイプ分けをすることが出来ます。大部分の動詞は「規則動詞」と言い、文法上のルールに従い、活用されます。逆に文法上のルールに当てはまらない動詞のことを「不規則動詞」と言います。
今回は「-ar動詞」の規則動詞、現在形の活用を解説していきます。
まずは、下の表をご覧ください。
★-ar動詞の活用表(規則動詞、現在形):
①1人称単数(私、男女とも):
Yo :動詞の最後は-oで終わる。
②1人称複数(私たち、女性のみの場合は、Nosotras):
Nosotros : 動詞の最後は-amosで終わる。
③2人称単数(君、男女とも):
Tú : 動詞の最後は-asで終わる。
④2人称複数(君たち、女性のみの場合はVosotras):
Vosotros : 動詞の最後は-áisで終わる。
⑤3人称単数(あなた、彼、彼女):
Usted (Él, Ella) : 動詞の最後は-aで終わる。
⑥3人称複数(あなたたち、彼ら、彼女ら):
ustedes. (Ellos, Ellas) : 動詞の最後は-anで終わる。
スペイン語の動詞の活用は、それぞれの動詞の語尾を変化させることを言います。語尾よりも前の部分を語幹といい、その部分は変化することはありませんので、ご注意ください。
次に、例として、日常生活で使うことの多い「Desayunar デサユナール(朝食をとる)」と「Llamar ジャマール(呼ぶ、電話をかける)」の活用についてご紹介します。
★Desayunarの活用:
Yo desayuno. ジョ デサユノ:
=私は朝食をとる。
Tú desayunas. トゥ デサユナス:
=君は朝食をとる。
Usted (Él. Ella) desayuna. ウステ(エル、エジャ)デサユナ:
=あなた(彼、彼女)は朝食をとる。
Nosotros desayunamos. ノソトロス デサユナモス:
=私たちは朝食をとる。
Vosotros desayunáis. ボソトロス デサユナイス:
=君たちは朝食をとる。
Ustedes (Ellos, Ellas) desayunan. ウステデス(エジョス、エジャス)デサユナン:
=あなたたち(彼ら、彼女ら)は朝食をとる。
★Llamarの活用:(Llamar a~で~に電話をかけるという意味になります)
Yo llamo a ~. ジョ ジャモ ア:
=私は~に電話をかける。
Tú llamas a. トゥ ジャマス ア:
=君は~に電話をかける。
Usted (Él, Ella)llama a. ウステ(エル、エジャ) ジャマ ア:
=あなた(彼、彼女)~に電話をかける。
Nosotros llamamos a. ノソトロス ジャマモス ア:
=私達は~に電話をかける。
Vosotros llamáis a. ボソトロス ジャマイス ア:
=君たちは~に電話をかける。
ustedes. (Ellos, Ellas) llaman a. ウステデス(エジョス、エジャス)ジャマン ア:
=あなたたち(彼ら、彼女ら)は~に電話をかける。
上記の例を見ていただくと分かる通り、動詞の形を見れば、主語が分かることがスペイン語の特徴の一つです。主語(主格人称代名詞)に関しては、過去の記事でご紹介していますので、まだ勉強されていない方は、下記の記事をご参照ください。
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■注意すべき点について:
動詞の活用で注意すべきポイントは、活用させた形にアクセント記号が付くことがあるということです。
スペイン語の文章を書く場合、アクセント記号(´)は表記しなければなりませんので、アクセント記号の有無を含め、綴りをしっかりと覚えましょう。
-ar動詞の場合は、2人称複数vosotrosの活用形にアクセント記号のáが付きます。
(例)Vosotros desayunáis. ボソトロス デサユナイス
=君たちは朝食をとる。
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いかがでしたか?
今回も記事を最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは、Hasta luego!(またね)
スペイン語の動詞の活用を覚えよう②(規則動詞 -er 現在形)
Hola!(こんにちは)
今回は、動詞の活用第二弾ということで、-er動詞の現在形の活用について解説をしたいと思います。
第一弾は-ir動詞の解説をしていますので、下記の記事をご参照ください。
スペイン語をマスターするにあたり、動詞の活用は避けては通れない部分ですので、根気強く勉強していきましょう。
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■-er動詞の現在形の活用:
前回の-ir動詞でも解説しましたが、スペイン語の規則動詞に関しては、動詞が-ir, -er, -arのどの形で終わるかにより、どのように動詞が活用されるかが決まっています。
今回は、-er動詞の現在形の活用を解説します。まずは、下記の表をご覧ください。
★-er動詞の活用(規則動詞、現在形):
①1人称単数(私、男女とも):
Yo :動詞の最後は-oで終わる。
②1人称複数(私たち、女性のみの場合は、Nosotras):
Nosotros : 動詞の最後は-emosで終わる。
③2人称単数(君、男女とも):
Tú : 動詞の最後は-esで終わる。
④2人称複数(君たち、女性のみの場合はVosotras):
Vosotros : 動詞の最後は-éisで終わる。
⑤3人称単数(あなた、彼、彼女):
Usted (Él, Ella) : 動詞の最後は-eで終わる。
⑥3人称複数(あなたたち、彼ら、彼女ら):
ustedes. (Ellos, Ellas) : 動詞の最後は-enで終わる。
-ir動詞の記事でも解説しましたが、スペイン語の動詞は語尾を変化(活用)させます。
動詞の最後の-erの部分を、その動詞の主語となる語に対応して上記の表のルールに従い形を変化させます。語尾より前の部分(-erよりも前の部分)のことを「語幹」と言い、基本的に変化することはありませんので、語幹という言葉を覚える必要はありませんが、そのルールについては覚えておきましょう。
次に、-er動詞の具体的な活用方法について、日常生活でも使う機会の多い動詞である「Comer コメール(食べる)」と「Beber ベベール(飲む)」の活用形についてご紹介させていただきます。
★Comerの活用:
Yo como. ジョ コモ:
=私は食べる。
Tú comes. トゥ コメス:
=君は食べる。
Usted (Él. Ella) come. ウステ(エル、エジャ)コメ:
=あなた(彼、彼女)は食べる。
Nosotros comemos. ノソトロス コメモス:
=私たちは食べる。
Vosotros coméis. ボソトロス コメイス:
=君たちは食べる。
Ustedes (Ellos, Ellas) comen. ウステデス(エジョス、エジャス)コメン:
=あなたたち(彼ら、彼女ら)は食べる。
★Beberの活用:
Yo bebo. ジョ ベボ:
=私は飲む。
Tú bebes. トゥ ベベス:
=君は飲む。
Usted (Él, Ella)bebe. ウステ(エル、エジャ) ベベ:
=あなた(彼、彼女)は飲む。
Nosotros bebemos. ノソトロス ベベモス:
=私達は飲む。
Vosotros bebéis. ボソトロス ベベイス:
=君たちは飲む。
ustedes. (Ellos, Ellas) beben. ウステデス(エジョス、エジャス)ベベン:
=あなたたち(彼ら、彼女ら)は飲む。
上記の例を見て頂ければ、以前、スペイン語の主語(主格人称代名詞)の記事にて説明した「スペイン語では動詞の活用を見れば、主語が分かるため、主語が省略されることが多い」というのが理解頂けるかと思います。
主語について詳しく学習されたい方は、下記の記事をご確認ください。
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■注意すべき点について:
-er動詞も、-ir動詞と同様にアクセント記号が含まれた活用形があります。
2人称複数のvosotrosの活用では、アクセント記号のついたéが使われますので、発音する時や文章を書くときには注意をしましょう。
(例)Vosotros coméis.
=君たちは食べる。
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いかがでしたか?
なかなか覚えるのは苦労するかもしれませんが、とても大事な部分ですので、粘り強く勉強していきましょう。
今回も記事を最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは、Hasta luego!(またね)
スペイン語の動詞の活用を覚えよう①(規則動詞 -ir 現在形)
Hola!(こんにちは)
今回は、スペイン語の最も難しい部分と言っても、過言ではない動詞の活用について解説をしていきます。
スペイン語の動詞には、「-ir」「-er」「-ar」の3種類があり、どの文字で動詞の原形が終わっているかにより、どのように動詞を変化させるか(活用させるか)が決まっています。まずは、ルールをしっかりと覚えましょう。
不規則動詞や過去形等の現在形以外の活用に関しては、また追々解説をしていきます。
まずは、一番、日常生活で使う機会の多いであろう、現在形を覚えましょう!
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■-ir動詞の現在形の活用:
スペイン語の動詞は、それぞれ、「-ir」「-er」「-ar」で動詞が終わる、計3種類の動詞が存在しており、主語や時制(現在形や過去形等)により、動詞の形が変化します。この動詞を変化させることを「動詞を活用する(スペイン語でConjugación コンフガシオン)」と言います。
さらに、動詞には「規則動詞」と「不規則動詞」があり、規則動詞はその名の通りルールに合わせて活用をすることが出来る動詞で、不規則動詞はそれらのルールが当てはまらない例外的な活用をする動詞のことを指します。
今回は、日常生活で使う機会の多い規則動詞について解説をしていきます。まずは、以下の表をご覧ください。
★-ir動詞の活用(規則動詞、現在形):
①1人称単数(私、男女とも):
Yo :動詞の最後は-oで終わる。
②1人称複数(私たち、女性のみの場合は、Nosotras):
Nosotros : 動詞の最後は-imosで終わる。
③2人称単数(君、男女とも):
Tú : 動詞の最後は-esで終わる。
④2人称複数(君たち、女性のみの場合はVosotras):
Vosotros : 動詞の最後は-ísで終わる。
⑤3人称単数(あなた、彼、彼女):
Usted (Él, Ella) : 動詞の最後は-eで終わる。
⑥3人称複数(あなたたち、彼ら、彼女ら):
ustedes. (Ellos, Ellas) : 動詞の最後は-enで終わる。
スペイン語の動詞は語尾を変化させます。変化させることを語尾の活用と言い、動詞の語尾の-irの部分を、その動詞の主語に対応して上記の表のとおりの形に変化させることを意味します。なお、変化する語尾の部分を活用語尾と呼びます。
-ir動詞の活用は-er動詞の活用とかなり似ており、異なる部分は1人称複数(nosotros)と2人称複数(vosotros)の部分だけです。-er動詞の活用に関しては、また別の記事で解説いたします。
次に、上記の表にならって、実際に動詞を活用していきます。今回は、-ir動詞の中でも使う機会の多い、「Decir デシール (言う)」と「Escribir エスクリビール(書く)」の活用をご紹介します。
★Decirの活用:
Yo digo. ジョ ディゴ:
=私は言う。
Tú dices. トゥ ディセス
=君は言う。
Usted (Él, Ella)dice. ウステ(エル、エジャ) ディセ
=あなた(彼、彼女)は言う。
Nosotros decimos. ノソトロス デシモス
=私達は言う。
Vosotros decís. ボソトロス デシス
=君たちは言う。
ustedes. (Ellos, Ellas) dicen ウステデス(エジョス、エジャス)ディセン
=あなたたち(彼ら、彼女ら)は言う。
★Escribirの活用:
Yo escribo. ジョ エスクリボ
=私は手紙を書く。
Tú escribes. トゥ エスクリベス
=君は手紙を書く。
Usted (Él, Ella) escribe. ウステ(エル、エジャ)エスクリベ
=彼は手紙を書く。
Nosotros escribimos ノソトロス エスクリビモス
=私たちは手紙を書く。
Vosotros escribís. ボソトロス エスクリビス
=君たちは手紙を書く。
Ustedes (Ellos, Ellas) escriben. ウステデス(エジョス、エジャス)エスクリベン
=あなたたち(彼ら、彼女ら)は手紙を書く。
規則動詞に関しては、上記の表のルールを守り、活用するだけで大丈夫ですので、少しずつでよいので、覚えていきましょう!
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■注意すべき点について:
2人称複数の活用でアクセント記号のついた文字がでてくることが注意すべき点として挙げられます。
例)Vosotros escribís.
(君たちは手紙を書く。)
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■学習のポイント:
スペイン語の動詞は、主語(主格人称代名詞)によって変化しますので、主語とセットで覚えることが大切です。
個人的なオススメの学習方法は、「音読」です。発音やアクセントも同時に学ぶことが出来ますし、正確に発音を覚えれば、アクセントの位置も覚えることが出来るので、スペイン語を書く際にも役立ちます。何度も何度も繰り返して、体にスペイン語を染み込ませるイメージで学習をしていきましょう。
過去の記事でスペイン語の主語や発音について解説をしていますので、併せて学んでみてください。
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いかがでしたか?
主語に合わせて動詞が変化するという、英語等にはない点であり、覚えるのはなかなか難しい部分ですが、スペイン語を学ぶ上で、最も重要な点といっても過言ではありません。
一度、しっかりとルールを覚えてしまえば、初めて学ぶ動詞であっても、活用形をすぐに推測することが出来るようになりますので、少しずつでよいので、しっかりと覚えていきましょう!
「-ar」「-er」動詞の現在形の活用については、また別の記事で解説をさせて頂きます。
今回も記事を最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは、Hasta luego!(またね)
スペイン語の基礎!発音を覚えてみよう!
Hola!(こんにちは)
今回は、スペイン語の基礎中の基礎とも言える発音について学んでいきましょう。
スペイン語の発音は英語等と比べ、ローマ字読みをすればよいだけなので、日本人にとって発音しやすく学びやすいと言われています。
ただ、中には例外もあり、日本語にはない独特の発音等もありますので、今回の記事はそれらの発音を中心に解説をしていきます。
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■スペイン語の母音について:
スペイン語の母音は、日本語の「あ/い/う/え/お」の順番が変わるだけで「a/e/i/o/u」の五音となります。
これが、スペイン語が日本人にとって発音しやすい言語と言われる理由の一つだと思います。
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■スペイン語の発音のポイント10個:
①BとVの発音の違いについて:
この2つの文字の発音に違いはなく、どちら共に、日本語のバ行の発音です。特に英語の「V」のように、唇をかみながら発音する必要はありません。
(例1)Buenas tardes ブエナス タルデス(こんにちは)
(例2)Villa ビジャ(村)
②C/S/Q/Zの発音の違いについて:
●Cの発音:
Ca カ、 Ce セ、 Ci シ、 Co コ、 Cu ク
●Sの発音:
Sa サ、 Se セ、 Si シ、 So ソ、 Su ス
●Qの発音:
Que ケ、 Qui キ
●Zの発音:
Za サ、 Zo ソ、 Zu ス
表のようにCは、ca/co/cuはカ行・ce/ciはサ行、Sはサ行、Qはque/quiのみ存在しカ行、Zはza/zo/zuのみ存在しサ行になります。Zはローマ字読みのザ行となりませんので注意してください。
Ce/CiとZの発音については、sは日本語のサ行音で問題ありませんが、他のサ行であるce/ciとzについては、地域によって発音の仕方が異なります。少しざっくりとした説明にはなってしまいますが、スペインとその他のスペイン語圏(中南米)では違いがあります。
中南米の場合:いわゆる日本語のサ行音でsとの発音の区別を行いません。
スペインの場合:英語のthのように上下歯間に舌先をはさんで、その隙間から音を出すイメージです。
(例1)Gracias グラシアス(ありがとう)
(例2)Canción カンシオン(歌)
次に、Ca/Co/CuとQue/Quiの発音の違いについてですが、Ca/Co/CuとQue/Quiの発音は、日本語のカ行に近い音です。注意していただきたいポイントとしては、Que/Quiはクエ/クイとは読まないということです。
また、アルファベットに存在するKについても同様です。Kは外来語に使われることが多いので、頭の片隅に置く程度で問題ありません。
(例1)Costa Rica コスタリカ
(例2)Quintana roo キンタナ ルー(メキシコの州の名前)
(例3)Catarata カタラタ(滝)
③語尾がDを終わる場合:
基本的には、日本語のダ行の発音でOKですが、語尾がdで終わる場合は、ほとんど発音はされず、聞こえません。
(例)Ciudad シウダと聞こえ、最後のdの部分はほとんど発音されません。
ただし、はっきりと発音はされないものの、舌先を前歯につけて、最後のdを発音するイメージは常に持ちましょう。イメージとしては、小さな「ッ」を最後に付ける感じで発音すると良いでしょう。
(例1)Ciudad de panamá シウダッ デ パナマ(パナマシティー、パナマの首都)
(例2)Trinidad y tobago トリニダッ イ トバゴ(トリニダードトバゴ)
④Hは発音しない:
これは、スペイン語の他にも語源が一緒とされるイタリア語やポルトガル語でも同様であり、例えば、世界的に有名な日本の車やバイクの会社である「Honda(ホンダ)」は「オンダ」と発音されます。その他の例としては、挨拶の「Hola」もhは発音されず「オラ」と読みます。
⑤G/Jの違いについて:
●Gの発音:
Ga ガ、Ge ヘ、Gi ヒ、Go ゴ、Gu グ、Gue ゲ、Gui ギ
●Jの発音:
Ja ハ、Je ヘ、Ji ヒ、Jo ホ、Ju フ
上記を見てもらうと分かるかと思いますが、gはge/giのみハ行・ga/go/guはガ行、jはハ行となります。ただし、gについてはgue/guiと表すことで、ゲ/ギの発音となるので注意しましょう。
さらに、uが特殊文字üとなりgüe/güiと変化する場合、発音はグエ/グイとなることも覚えておきましょう。
(例1)Bilingüe ビリングエ (バイリンガル)
(例2)Paraguay パラグアイ
(例3)Che guevara チェ ゲバラ(アルゼンチン人の革命家)
Ge/GiとJの発音は日本のハ行の発音とは少し異なり、喉の奥を絞めるように力を入れて発音するようなイメージとなります。
(例1)Japón ハポン(日本)
(例2)Generalmente ヘネラルメンテ(一般的に~、副詞)
(例3)Gimnasio ヒムナシオ(ジム)
⑥L/R/RRの発音の違い:
この3種類の文字の違いはなかなか難しく、しっかりと覚えることが大切です。
●Iの発音:
上前歯の付け根に舌をあてて、舌の両側にできた隙間から発音するイメージです。
(例1)Llamar ジャマール(呼ぶ、電話をかける)
(例2)Llenar ジェナール(~を~で満たす、一杯にする)
ちなみに、Lが語尾に来る場合は、「ル」という発音となりますので注意が必要です。
(例1)Español エスパニョール(スペイン語の、スペインの)
(例2)Papá noel パパ ノエル(サンタクロース、Santa clausoとも言います)
(例3)Brasil ブラシル(ブラジル)
●Rの発音:
基本的には、日本語のラ行音とほぼ同じ発音となります。
ただし、語頭と語中でl/s/nの後にくる場合は、rrの発音と同じ巻き舌となります。
(例1)Perú ペルー
(例2)Rompecabezas ロンペカベサス(ジグソーパズル)
(例3)Rio リオ(川)
l同様、rが語末にくる場合は、イメージ的には「ル」になるので注意が必要です。
(例1)Comer コメール(食べる)
(例2)Beber ベベール(~を飲む)
●RRの発音:
rと同じ舌の使い方ですが、舌を2・3回弾かせるイメージで動かします。
いわゆる巻き舌で、スペイン語特有の発音方法といってもいいでしょう。
(例1)Ferrocarril フェロカリル(鉄道)
(例2)Hierro イエロ(鉄)
ちなみに、筆者は日本で大学のスペイン語学習コースを受講した際、講師のスペイン人の方から教わった巻き舌発音の練習方法がとても面白かったので、少しご紹介します。
やり方は至ってシンプルで、日本語の「サッポロラーメン」という言葉の「ロ」と「ラ」の部分を巻き舌発音を意識しながら、何度も繰り返し言うという方法です。最初はゆっくりでいいので、巻き舌発音を意識しながら繰り返して、慣れてきたら、徐々にスピードアップをしてみましょう。
筆者はこのやり方でそこそこ巻き舌発音をマスター出来たと思っています(笑)皆さんも是非お試しあれ!
⑦Mが単体の時の発音:
この場合は、「ン」の発音になります。
(例1)Campesino カンペシーノ(農民、田舎の人)
(例2)Campo カンポ(田舎)
⑧Ñの発音:
ニャ行の発音になります。
(例1)cuñado クニャド(義理の兄、義兄)
(例2)España エスパーニャ(スペイン)
⑨Xの発音:
「クス」音が使われますが、直後に子音が来る場合は「クス」の「ス」だけ残り、サ行音やハ行音で発音される例外もあります。
(例1)Examen エクサメン(試験)
(例2)Extranjero エクストランヘロ(外国人)
⑩Y/LLの発音:
いずれも基本的にジャ行で変換されますが、国や地域によってシャ行で発音されることもあって、その象徴的な例がアルゼンチンです。
(例1)Yo ジョ(私)
(例2)Yerno ジェルノ(娘婿、義理の息子)
(例3)Llama ジャマ(リャマ、動物)
また、yが単体で使われるとき、語末にくるときの読み方は「イ」となるので注意が必要です。
(例1)y イ(~と、英語のandに相当する言葉)
(例2)Hoy オイ (今日)
(例3)Uruguay ウルグアイ
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いかがでしたか?
基本的にはローマ字読みでOKであり、発音をしっかりと覚えれば、スペルも自然と覚えることが出来ますので、その点は英語等と比べて大きな利点だと思います。
ただ、地域や国により発音の違いがあったりもしますので、その点には注意してください。慣れてくると英語やドラマ、YouTubeの動画を見ていても、「あっ、この人はアルゼンチンかウルグアイの人だな」や「あっ、この発音はメキシコっぽい」等と国によるスペイン語の発音の違いにも気づけるようになってきて、語学学習の楽しさが広がります。
何事も、Paso a paso パソ ア パソ(少しずつ、段階的に)の精神で、粘り強く学習していきましょう!
今回も記事を最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは、Hasta luego!(またね)